それでも僕は投票してほしい。一票を投じる少数派の、上からメッセージです。

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2週間ほど前から落ち着かない日々を過ごしている。

胸のあたりがどうも詰まっていて、なにも手に付かない。

いよいよ今日は仕事中だというのに感極まって、トイレに逃げ込んでしまった。

 

選挙期間というのは、どうも苦手だ。

 

 

52.66%。
僕にとってはじめての投票であった2年前の衆議院議員選挙は、過去最低の投票率を記録。国民の約半数だけの声によって選ばれた人々で構成された政治の舞台で、この2年間、多くの変化が起こりました。

 

その数々の変革は私たちが望むものだったでしょうか。

人によって感じ方は違うかと思いますが、安全保障関連法案へ説明不足と答えた国民が80%にものぼったのは事実です。

 

そして多くの若者が声を枯らしました。その姿を腰の引けてきたメディアさえも取り上げました。今も賛否はあるけれど、若者たちの決死の努力によって取り上げざるを得ない規模まで、そして国会で演説するまでに影響力を持ちました。

 

良くも悪くも、この2年で僕らは学んだ。政治の動向を注視していかなければいけないし、青臭くとも意見を発していくことが大切で、その大きなチャンスである選挙には前向きに参加していくべきだと。

 

2年前とは違う。そう思って迎えた僕の今回の選挙は、この一言から始まった。

 

 

「投票の呼びかけとかされると、二度と行きたくなくなりませんか?」

  

 

 

唖然としてしまった。

そして熱っぽく言い伏せてしまったけど、今は彼の言いたかったことが少し理解できる。
これは若者の貴重な意見のひとつだ、それも決して少ない数ではない―。

 

むしろ「投票しましょう」なんて言うのが世間から見たらおかしいのかもしれない。
前回の20代の投票率は32%。つまり僕や投票を呼びかけていたその学生たちは少数派なんだ。

 

そんな奴らがわざわざ用意してくる義務かのような押しつけがましい選挙ムードに嫌気がさしているのを、決して興味がないわけではないのに逆撫でされたような気分になって足が遠のいてしまっているのを、今はなんとなくわかっている。…違うかもしれないけど。

 

 

 

それでも、それでも僕は投票してほしい

投票用紙は存在証明書だ。あなたが一票を投じなければ、あなたは政治の世界では存在しないも同然なんだ。あなたの意見を反映する必要が、残念ながら皆無に等しくなってしまうんだ。

 

最初なんだから、わからなくていいんです。政治の全体像が見えないから、せっかくもらった一票をどうしていいのかわからないのかもしれないけど(もらった、という表現は本来好ましくないですね)。

その上で、自分なりにできる範囲で調べてみてほしいです。僕は投票をする上で大切なのは「ベストな暫定解」を提示することだと思っています。僕だってまだまだわからないことだらけ。それでも既に投票してきました。

僕らが大人やお年寄りに比べ政治のことがわからないのは当たり前なことで。彼らに比べ経験してきたライフステージの数が違う。判断材料の数が違う。恥じることではありません。

 

与党は争点を「経済」と言います。そうかもしれない。
野党は争点を「改憲」と言います。そうかもしれない。

みなさんはどう思いますか?

 他にも、この国は多くの問題を抱えていて、議論すべきことは山ほどあります。
雇用環境、子育て環境、社会福祉制度、教育制度、原発、米軍基地、領土問題…

 

難しい言葉を並べられると嫌になっちゃいますよね。
僕も説明しろと言われたらどこまで説明できるだろうか…。
だから、こう考えてみましょうか。

あなたにとっての心配事や希望はなんですか?

思い浮かんだものを考えていくうちに、ややこしい単語にぶち当たると思います。調べるのはそこからでもいいです。最初からもっともらしい理論を組み立てなくていいんです。

 

あなたの一票では日本は変わらないかもしれない。

ただ、あなたが投票をしないことで望まない方向に進む可能性はほんの少しだけ大きくなるし、あとから「こう思ってたのに!」なんて最大の意思表明の機会をスルーして言うのはちょっとかっこ悪いような気もします。一票で変わるのは自分自身の意識です。

 

 

一応、僕個人の考えも書いておきます。

僕は改憲派でも護憲派でもありません。正確に言うと、時代の流れによって整合性のとれなくなった部分は現代に即したものに変えるのがいいと思うけど、日本らしさは失ってほしくない。できることなら軍事力を持ってほしくない。

ただ、武力あっての平和なのかもしれないし、世界で多くの混乱が巻き起こる今、その必要性は完全には否定できません。荒っぽくないほうに票を入れましたが、もしそう決まったのなら納得できるんじゃないかな、と思います。ただし、多くの国民の声が反映されていることが前提です。

僅か50%の投票率で大きな物事を決めてはならない。そういう意味での、ある種現状維持での一票です。いつか多くの声が挙がることを信じて。

 

この僕の考えを否定する人もきっといるし、まだまだ勉強不足なのもよく理解しています。ただ、今できる一票、今できる答えを提示することが選挙では大切なんだと思います。そんであとで一喜一憂するんだ。

 

僕は、たった半分の人たちの判断で世界が変わっていってしまうのがとても悲しい

どうか投票に行ってください。

 

一票を投じる一人の、22歳の、若者からの、上から目線の戯れ言です。

 お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

波多腰 遥(@h2hahaha